2021年02月09日

2021 立春 大里部落誌

おおざと しゅうらくのおこり
大里 集落の起こり

村や集落の形成の歴史を知る有力な資料の一つに鍋島藩の郷村帳があります。貞享四年(1687年)の郷村帳に、中字、小字程度の集落名が次のように記されています。

一、大里村  香子 本村上下 風堂 丹花 福母 石堂 浜 川東 江湖

この大里村とは現在の大字のことで川東、福母を含んだ広い範囲を言うが、本村上下・風堂・丹花・石堂・浜が現在の大里集落です。

・特徴的な私称地名
 ①字中山にある「神の木(かんのき)」
   熊野社の神殿横にあった大松(昭和一七年台風で倒木、
   樹齢八〇〇~一〇〇〇年と推定)の愛称の「神の木」が移動
   して定着したもの。
 ②字大木戸にある「木戸」・「修路(しゅうじ)」 
   有田郷「郷蔵」の入口付近を「棚門(きと)」と呼んでいた。
   「修路」は家と家との間の小道、路地のこと。
 ③大里川の「テーノ川」・「チーデー」(築土居) 
   大里川の一部分を「テーノ川」というのは、牧瀬精米所裏の
   「樋の川(といのかわ)」のこと。又川と大里川の合流点を
   「チーデー」というのは「築土居(つくどい)」のこと。
 ④字古屋田にある「ソーベシ」 
   「横たわる(動詞ソベル)」の意味の「ソベ石」がなまって
   「ソーベシ」となったもの。
 ⑤字丹花(旦過) 
   禅宗で修行僧が一夜の宿泊をすること、長期の修行のため訪れた
   僧の入寺をすぐに認めないで数日座禅させることの二つの意味が
   あり、宿泊所の旦過屋(や)か旦過寮があった名残。
 ⑥字北古場にある「禅門ビャート」 
   身寄りの判らない死体を埋葬した墓地で「火屋処(ひやと)」が
   なまって「ビヤート」になったもの。
 ⑦字七田にある「アリタノシチタ」 
   字七田の「七田」については、「松浦家世伝」に伊万里氏と有田氏
   の小合戦の様子が、・・・於有田志知田田原、有田兵敗走、と記録
   されており、「七田」のこととされている。
(二里町誌(H25年3月)より抜粋)

2月3日 大里公民館
2021 立春 大里部落誌

シジュウカラ(大里公民館にて)
2021 立春 大里部落誌

神之原八幡宮
2021 立春 大里部落誌







 


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